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認知症とは

脳の病気によって正常に働いていた脳の機能が低下し、日常生活に支障が出ている状態です。原因疾患や症状は様々であり、中には治療によって治るものもあります。

しかし、現時点では認知症の多くは根本的治癒が望めませんが、進行を遅らせたり、症状を部分的に改善することは可能であり、適切な対応によって症状が軽減する場合もあります。そのため、認知症では早期発見・早期治療が重要となります。

代表的な認知症疾患

アルツハイマー型認知症

認知症のなかで最も多い疾患。

物忘れから始まり、日付や場所などが分からなくなってきます。また、症状は緩やかに進行します。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血により、脳の働きが悪くなることで起こります。障害された場所によって症状が異なります。

レビー小体型認知症

幻視(実際にはない物や人が見える)や記憶障害があり、日によって調子の良い時と悪い時があります。また、パーキンソン症状(歩きにくい、転びやすい、動きが遅いなど)が見られることが特徴です。

前頭側頭型認知症

前頭葉と側頭葉の萎縮が目立つ認知症です。物忘れよりも人格変化や言語障害が目立ち、食事の好みが変化したり、同じ物を食べるようになったりします。

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